台湾の観光スポットといえば、まず名前のあがる「九份」
映画「千と千尋の神隠し」の世界に入り込んだような、不思議な気分になれる町並みが魅力的な場所です。
その九份の顔ともいえるお店、「阿妹茶樓」へ行きました。
「あめおちゃ」の看板の横を抜けて、2階の入り口へ。
客席が2階と3階にあり、とても広いお店です。
海がよく見えるテラス席もあります。
おなかが空いていたので、お食事をいただきました。
食後には、蓮の花のお茶を。
ティーポットに浮かぶお花が、とてもきれい。
阿妹茶樓は、かつて九份が金鉱の町として栄えたころ、鍛冶屋でした。
採掘量が減って閉山となったあと、阿妹茶樓になりました。
店名「阿妹」の由来は、初代オーナーの三番めの娘さんの愛称。
その阿妹さんは、お店のデザインを手掛け、二代めオーナーもつとめました。
現在は息子さんが三代めをつとめていますが、阿妹さんもときどきお店に顔を出すようで、この日はたまたまお会いすることができました。いろいろとお話を聞かせてくださって、とても気さくな方です。
のんびり過ごしているうちに日が暮れはじめ、九份の町に提灯が灯ります。
夜を艶やかに照らす赤い光は、やっぱり美しい。
阿妹茶樓を通してこの町の歴史を垣間みたら、九份の景色がすこしだけ違って見えたのでした。
阿妹茶樓
新北市瑞芳區市下巷20號
10:30-23:00/金 10:30-0:00/土 10:00-翌1:00
アクセス 九份老街の入り口から徒歩6分/台北駅から九份老街まで約40km
参考情報
写真のお食事メニュー 各NT$250/写真の蓮花茶 NT$250
✔︎ 今回はお食事をいただきましたが、お茶とお茶菓子のセットも美味しそうです。次回チャレンジしてみます。
✔︎ 店内は2・3階と広く、2階には4〜8人がけのテーブル席やテラス席、3階には大テーブルのテラス席や大きな円卓席があります。
✔︎「九份」という地名は、かつて9世帯だけの小さな集落で、買い物の際いつも「九つ分」と注文していたことに由来する、とも言われています。
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