魯肉飯の二大特徴は、肉の脂身と八角の独特な香り。
それが美味しいと思うときもあれば、重たいと感じるときもある。
それが苦手で、魯肉飯が食べられないという人もいます。
そんなときには、こちらのお店へ。
若者があふれる西門の街。
ひしめく飲食店のなかで、行列の絶えない人気店です。
小さなお店には、お客さんがぎゅうぎゅう。
2人で3品注文しました。
まずは、牡蠣のオムレツ「蚵仔煎」
牡蠣と野菜とたまごの入った、お好み焼き形の、もんじゃ焼きのような食べ物です。
かなりトロトロな仕上がり。
オレンジ色のソースは、蚵仔煎の定番で甘じょっぱい味わいです。
こちらは、春雨ヌードル「沙茶魷魚羹冬粉」
沙茶醤という調味料がのっていて、イカ入りでとろとろなスープ。
やさしい味わいです。
そして、お待ちかねの「魯肉飯」!目玉焼き乗せで。
目玉焼きをめくってみると、
脂身がほとんどない、大きめのそぼろ状のお肉です。
八角も使用していないようで、香りのクセがない。
甘辛い味つけだけは、いつも通りの魯肉飯。
魯肉飯の二大特徴をもたず、醤油や砂糖で甘辛く味つけられた魯肉飯は、かなり親しみやすい味です。日本人観光客もたくさん訪れるお店です。
そして観光客のいない今でも、台湾人のお客さんでいっぱい。
ぜひ一度試してみてください。
天天利美食坊
台北市萬華區漢中街32巷1號
10:00-22:30 月曜定休
アクセス MRT西門駅から徒歩3分
参考情報
写真の魯肉飯「滷肉飯(小)加煎蛋」NT$40/「鶏蛋蚵仔煎」NT$65
✔︎ 店内は30席弱と小さめ。空いた場所にパズルのように通される、完全相席スタイルです。回転は早いので、並んでいてもそれほど待たずに入れるかと思います。
✔︎ 席に案内されるときに注文伝票を受け取り、記入したら店員さんに渡します。食事がぜんぶ提供されたタイミングで、そのまま席でお会計します。
✔︎ 誰かが通ると裾が触れ合うくらい、かなり密集しています。行列も気になるので、ささっと食べたいときにおすすめです。
おうちで楽しめる台湾