台湾の先住民族である「台湾原住民」
台湾への移民が盛んになる前から台湾で暮らしていた民族で、現在は16民族が台湾政府に認定されています。
人口は、民国108年末(=2020年1月頃)で約57万人、台湾総人口の約2%を占めます。
何度か食べた原住民ごはんはいつも美味しく、原住民アーティストたちの歌声や絵画はいつも力強くて美しく、私にとってとても気になる存在です。
そんな原住民の文化を体感できる、「九族文化村」へ行きました。
台湾のまんなかにある、「日月潭」という湖。
そのほとりからロープウェイに乗って、九族文化村へむかいます。
九族文化村の園内には、原住民ゾーン・遊園地ゾーン・庭園ゾーンがあります。
とても広いので、園内はバスやロープウェイで移動できます。
まずは、遊園地ゾーンへ。
こちらは、スペイン海岸エリア。
水にぷかぷか浮かぶ乗り物で激流をすすむアトラクションは、乗車した時点で水浸し。カーブのたびにざっぱーんと波に襲われ、購入した水よけコートを着ていてもびしょ濡れ。
ちょっと雑なつくりだなぁと、笑えました。
台湾のおおらかさを感じます。
遊園ゾーンをさっとひとまわりしたあとは、原住民ゾーンへ。
各民族ごとに、住居や文化が展示されています。
吹き矢などを体験できるコーナーもあります。
おなかが空いたら、原住民ごはんのレストランへ。
竹筒におこわが入った「竹筒ごはん」
お店によって肉や野菜の具材が違いますが、いつどこで食べても美味しいです。
原住民によるショーもあります。
民族衣装を身につけた16民族がそれぞれ、ダンスやお祭りや結婚式を披露します。
公演のラストには、全民族が大集合。
とても見応えのあるショーです。
園内はとても広く、原住民ゾーンは展示も充実しています。
この日は庭園ゾーンには行くことができず、原住民ゾーンも流し見で終わってしまいました。
1日ではとてもまわりきれない、盛りだくさんなテーマパーク。
また、お花見の季節にでも行ってみたいなぁと思います。
九族文化村
南投縣魚池鄉金天巷45號
平日9:30-17:00/休日9:30-17:30
アクセス 台中駅から約62km・車で約1時間/台中駅から南投客運バスあり
参考情報
✔︎ 公式サイト 九族文化村
✔︎ 入場料金 大人NT$850/小人NT$650など
✔︎ 原住民によるショーは、毎日計6回の公演。4つの会場毎に違った演目となります。
写真は、石音劇場での公演です。
公演時間 13:00(石音劇場)/13:30/14:40/15:40/15:50(石音劇場)/16:20
✔︎ 数千株にのぼる台湾山桜が植えられており、お花見スポットでもあります。旧正月やバレンタインデーの時期に見頃をむかえます。
✔︎ 台湾では「先住民」という言葉には「すでに滅んでしまった民族」という意味が含まれるため、「原住民」という言葉が使用されています。
おうちで楽しめる台湾