なんやかんやで、いま台湾

台湾在住4年め。台湾で出会ったお店や場所や日々のことを。

台湾原住民のテーマーパーク - 九族文化村 -

台湾の先住民族である「台湾原住民」

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台湾への移民が盛んになる前から台湾で暮らしていた民族で、現在は16民族が台湾政府に認定されています。

人口は、民国108年末(=2020年1月頃)で約57万人、台湾総人口の約2%を占めます。

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九族文化村の展示より。表示の14民族に、サアロア族・カナカナブ族(2014年認定)が加わり、政府認定は16民族となりました。

何度か食べた原住民ごはんはいつも美味しく、原住民アーティストたちの歌声や絵画はいつも力強くて美しく、私にとってとても気になる存在です。

 

そんな原住民の文化を体感できる、「九族文化村」へ行きました。

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日月潭

台湾のまんなかにある、「日月潭」という湖。

そのほとりからロープウェイに乗って、九族文化村へむかいます。

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湖と山と空に囲まれた、とても気持ち良いロープウェイ。乗車時間 約10分。

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九族文化村の入り口

 九族文化村の園内には、原住民ゾーン・遊園地ゾーン・庭園ゾーンがあります。

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公式ホームページより

とても広いので、園内はバスやロープウェイで移動できます。

まずは、遊園地ゾーンへ。

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こちらは、スペイン海岸エリア。

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ガウディ風の装飾がちらほら

水にぷかぷか浮かぶ乗り物で激流をすすむアトラクションは、乗車した時点で水浸し。カーブのたびにざっぱーんと波に襲われ、購入した水よけコートを着ていてもびしょ濡れ。

ちょっと雑なつくりだなぁと、笑えました。

台湾のおおらかさを感じます。

 

遊園ゾーンをさっとひとまわりしたあとは、原住民ゾーンへ。

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各民族ごとに、住居や文化が展示されています。

吹き矢などを体験できるコーナーもあります。

 

おなかが空いたら、原住民ごはんのレストランへ。

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竹筒におこわが入った「竹筒ごはん」

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お店によって肉や野菜の具材が違いますが、いつどこで食べても美味しいです。

 

原住民によるショーもあります。

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民族衣装を身につけた16民族がそれぞれ、ダンスやお祭りや結婚式を披露します。

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公演のラストには、全民族が大集合。

とても見応えのあるショーです。

 

園内はとても広く、原住民ゾーンは展示も充実しています。

この日は庭園ゾーンには行くことができず、原住民ゾーンも流し見で終わってしまいました。

1日ではとてもまわりきれない、盛りだくさんなテーマパーク。

また、お花見の季節にでも行ってみたいなぁと思います。

 

 九族文化村 

南投縣魚池鄉金天巷45號

平日9:30-17:00/休日9:30-17:30

アクセス 台中駅から約62km・車で約1時間/台中駅から南投客運バスあり

参考情報

✔︎ 公式サイト 九族文化村

✔︎ 入場料金 大人NT$850小人NT$650など

✔︎ 原住民によるショーは、毎日計6回の公演4つの会場毎に違った演目となります。

写真は、石音劇場での公演です。

公演時間 13:00(石音劇場)/13:30/14:40/15:40/15:50(石音劇場)/16:20

✔︎ 数千株にのぼる台湾山桜が植えられており、お花見スポットでもあります。旧正月やバレンタインデーの時期に見頃をむかえます。

✔︎ 台湾では「先住民」という言葉には「すでに滅んでしまった民族」という意味が含まれるため、「原住民」という言葉が使用されています。

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