おいしい蟹を食べたあとは、すぐ近くの「野柳地質公園」へ行きました。
龜吼漁港からは、車で5分ほど。
有名な「女王頭(クイーンズヘッド)」をはじめ、奇岩や自然を見学できる公園です。
公園の入り口から端までは、およそ1.7km。
第一区から第三区まで分かれていて、見どころがたくさんです。
こちらは第一区の「きのこ岩(蕈狀岩)」ゾーン。
にょきにょきっとして、とてもかわいいです。
近くまで行ってみると、けっこう大きい。
オレンジの上着をきたスタッフさんが、これは○○岩だよ、と説明してくれます。
こちらはキュートプリンセス岩。女王の王位継承者です。
きのこ岩ゾーンは、なぜかとても気持ちが安らぎました。
岩のふもとでのんびり読書でもしたいです。
こちらも第一区の「生姜岩(薑石)」ゾーン。
落書きみたいな表面のすじが面白いです。
次は第二区へ。
女王頭をめざして歩きます。
くねくねと道を進んだ先に、
どーん。
気品あふれる女王様。
およそ4000歳という、貫禄あふれるお姿。
凛としていて美しいです。
女王様に謁見したところで私の電池は切れたのですが(私の集中力と体力がなさすぎるだけで、通常は1回で見学できる広さです)ほかにもたくさん、おもしろい岩や景色があります。
また、先には「第三区」もあります。
岩を見てまわることが、こんなにもわくわくするものだとは。
また訪れて、自然の神秘をじっくり堪能したいなと思ったのでした。
野柳地質公園
新北市萬里區港東路167-1號
8:00-17:00
アクセス 国光客運バスで、台北車駅から約1.5時間。バス停 野柳駅下車後、徒歩8分
参考情報
✔︎ 入場料金NT$80
✔︎ 海風が強く、少し寒いのでお気をつけください。
✔︎ 「きのこ岩」の上の層(色の濃い部分)はカルシウムを含んでいて侵食に強く、下の層は侵食されやすいため、侵食が進むと上が太くて下が細いきのこ形になります。
✔︎ 「生姜岩」の表面のすじは、地殻の圧縮でつくられた破裂面で「節理」と呼ばれます。
✔︎ 「女王頭」の4000歳という年齢は、台灣北部の地殻の平均隆起速度から計算されたようです。一番細い首周りの部分は138cmほどしかないようで、保護のため、少し離れたところから見学するようになっています。
✔︎ 野柳地質公園では、毎年ライトアップイベントも実施されています。今年は入場3時間待ちというニュースを見て怖気づき諦めましたが、また今度行きたいです。